ACertainThingではじめるStable Diffusion webUI(Automatic1111版)

お疲れ様です。へむろっくです。

今回は『WebUI(Automatic1111)の導入』について解説していきます。


WebUI(Automatic1111)とは

画像生成AI「Stable Diffusion」をGUIで使えるようにしたものです。

「WebUI」の名前通りブラウザで操作します。

  • CUI: コマンドを打って進めていくやつです。慣れると使いやすいですが難しい…
  • GUI: マウスでクリックするだけなので簡単。

『Stable Diffusion-WebUI(Automatic1111版)』というのが一番しっくりくる言い方かなと。


できること

  1. 画像生成
  2. 画像のアップスケール
  3. 追加学習

画像作成は言わずもがな。

アップスケールはおまけですが一応できます。

追加学習は拡張機能を入れるとスムーズに動作します!


動作条件

基本的には以下のスペックが必要です。

  • GPU: GTX1000番台以降
  • VRAM: 4GB以上(2GBでも動くらしい)
  • RAM: 16GB

ローカルで動かすとなるとRTX2060以上は欲しいところです。

まだPC買ってない方はRTX3060の12GB版を買いましょう🤗
追加学習もできます。


各種インストール

導入の前に必要なものをインストールしていきます。

必要なものは以下の通りです。

  • Python 3.10 ※3.11じゃないです。入れると動かないらしい。
  • Git
  • CUDA : 今回は11.8を導入します。

Pythonはプログラミング言語の一つです。
これがないと動きません!!

Gitはバージョン管理システムの一つです。
WebUIを導入する際や更新等に使います。

CUDAは開発環境のひとつです。
基本的にはNVIDIAのグラボでしか動きません。


まずはPythonから導入していきます。

上のリンクにアクセスします。

ちょっと分かりにくいですが、赤い四角の部分をダウンロード。

3.11ではなく3.10をダウンロードしてください。

ダウンロード後、ファイルを開きインストール時に下の方にある「Add python.exe to PATH」にチェック!

→「Install Now」をクリックでインストール。


次にGitをインストールします。

上のリンクにアクセスします。

ダウンロード後インストールします。

特に入れるものはないのでそのままNextを押してインストールしてください。


次にCUDAをインストールします。

上のリンクにアクセスします。

赤い四角の部分を選択しダウンロード。
「Version」はWindowsのバージョンを選択してください。

インストールは結構時間がかかるので気長に待ちましょう。


WebUIの導入

いよいよ導入していきます。

以下の条件に注意してください。

  • 導入するならSSD>HDD。モデルの切替速度が速いです。
  • 導入場所はCドライブがおすすめ。(他のドライブでも動きました)
  • 浅い階層で導入する(C:\AIとか)

本体の導入はSSDがおすすめ。
後々捗ります。
出力画像だけHDDに逃がすとかもできます!

導入の場所はCドライブがおすすめ。
パスが長いと導入できない場合があります。


導入場所が決まったら早速始めていきます。

ここではGit Bash Hereでやる方法とコマンドプロンプトで直接導入する方法を解説します。
(どっちも同じなので好きな方でどうぞ)

「Git Bash Here」でやる
導入したい位置に移動
右クリックで「Git Bash Here」を選択
クローンする
$ git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui

上記のコマンドをコピペして実行してください。
ファイルがクローンされます。

ファイル確認

「stable-diffusion-webui」というファイルが生成できていたら成功です。

コマンドプロンプト
導入するフォルダに移動
$ cd C:\AI
クローンする
$ git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
ファイル確認

ちなみにZipでダウンロード→解凍でもできます。

ただアップデートがめんどくさいのでGit使ったほうがいいと思います!


モデル,VAEのダウンロード

モデルがないと起動しないのでダウンロードします。

今回は「ACertainThing」モデルと「Anything-V4.0」のVAEを使用します。

まずはモデルをダウンロードします。

赤枠のところからダウンロードします。


次にVAEをダウンロードします。

アクセスします。

赤枠のところからダウンロードします。


ダウンロードしたモデルとVAEをWebUIのフォルダに移動します。

$ cd C:\AI\stable-diffusion-webui\models\Stable-diffusion

先程ダウンロードしたファイルを「stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion」に移動してください。

これで認識されます。

WebUIを起動

準備ができたらWebUIを起動します。

$ cd C:\AI\stable-diffusion-webui
$ webui-user.bat

WebUIのファイルにアクセスし「webui-user.bat」をダブルクリックします。

クリック後、いろいろ出ますが放置で大丈夫です。
かなーり時間がかかるので、ご飯なりお風呂なり入って待ちましょう🤗


こんな感じでアドレスが出たら起動完了です。

起動確認ができたら、一旦閉じて「webui-user.bat」を編集します。

「set COMMANDLINE_ARGS=」の列に以下の文字列を追加します。

--xformers --no-half-vae
  • –xformers : 高速化。出力画像が多少変わる。
  • –no-half-vae : 黒塗り画像が出にくくなります。

再起動後、「127.0.0.1:7860」にアクセスします。


日本語化と拡張機能の設定

こちらの記事で詳しく解説していますのでよろしければ御覧ください。


「SD VAE」の部分でVAEを設定するのをお忘れなく!


あとがき

ローカルって難しそう…と思ってた方もぜひチャレンジしてみてください🤗

ではでは~

参考サイト

1 COMMENT

アバター tenset

Reading your article helped me a lot and I agree with you. But I still have some doubts, can you clarify for me? I’ll keep an eye out for your answers.

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